2015年06月08日

出会い〜待たせに待たせた病院の待合室

彼女との出会いは、フェアバンクスの病院の、ER待合室でした。

ついさっきアラスカ鉄道でフェアバンクスに到着したばかりの彼女は、キース爺さんと待合室のソファに座ってた。あれ、なんでワタシこんなとこにいるんだろう、って思いを必死に隠した表情で。

その4-5時間前。
オーロラを観るためにキースロッジに滞在してる私たちグループのメンバーの一人が、遊びに行ったチナ温泉で大けがをしてしまい。救急車を呼んだけど、これはヘリで大きな病院へ搬送した方がいいと救急隊員に言われ、到着したアーミーのヘリに乗り込みました。

動揺しまくりの自分自身にしっかりしろーと言い聞かせる中、チナの敷地に海外ドラマばりのバタバタバタという爆音と、強い吹き下ろしの風と共に着陸する迷彩柄の機体に「え、軍用ヘリ?まじ?」と思った。(後から知ったんだけど、アーミーだと無料らしい。民間のヘリだとそりゃーもうビックリさの費用がかかる。もちろん保険きくけどね。)そのヘリは担架をのせるつくりになっているから、最小限の人数しか乗れなくて、普通のヘリの様に正面(操縦席の方)ではなく、横向きに窓の方を向いて座る一人席が両側にあるという配置。シートベルトはもちろん五点式。そう、窓の方を向いて。窓が、正面。ということは。
景色が。景色がとてつもなくきれいなんですけど。いやいや、こんな時に、感動しちゃいかんいかん。でも、今だから言わせて。不謹慎だけど、大きな大きなアラスカの雪景色が太陽の光に反射していてキラキラ光ってるんだよ。トナカイだかなんだかが、その景色の中を走りまわっているんだよ。そんな風景が眼下に広がっているんだよ。わぉってなるよね。うん、なるなる。それに、大切なメンバーが命に関わるような怪我をして、仕事としても、仕事抜きでも、今から自分がすべきことを頭フル回転で考えながら、怪我をしたメンバーの名前を大声で呼びかけながら、でも不安で不安でどうしようっていう精神状態の時に、目に飛び込んできたあの景色は、たぶん一生忘れない。「もう、なんなの、すっっごいきれいじゃん」って思った。

つづく。
は?笑


posted by トミィ at 21:37| Comment(0) | TrackBack(0) | Alaska | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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